ウルフルズ爆旅2000

2000年3月25日(土)
大阪厚生年金会館大ホール

爆旅大阪の巻。ウルフルズ@大阪に行ってまいりました。「大阪」といえばウルフルズの本拠地、そしてツアーが始まってから1ヶ月少し経ち、日程の3分の1以上が消化され、どうなっているのかすごく楽しみでした。

’96年の8月に初めてウルフルズを観に行った時と同じ仲間O、N、K(仮名)で厚生年金会館に足を運びました。例のごとくくじ運はあまりよくない私たち、今回は17列目でした。見やすい席だったんだけどすぐ前が関係者席っぽくてずっと座って楽しくなさそうにしていたのがちょっとだけイヤでした。

それはさておき、ライブ本編の話へ、、、。


<SET LIST>

ヤングソウルダイナマイト
メゲメゲ2000
= MC.1 =
バンザイ〜好きでよかった〜
= MC.2 =
借金大王
ワルツ!
= MC.3 =

= メンバー紹介 =
このままでいよう
ユーレイ
ガッツだぜ!!
AAP-FUNK〜DO-YAみんな
大阪ストラット

ホンキーマン
それが答えだ!
小・中・高・大〜トロフィーをかかげよう〜


<アンコール>

ファンキーモンキーベイビー
ツギハギブギウギ
いい女


ほぼ時間通りにいつもの音楽が流れ出しました。
客電が落ち、ステージにかかっているサンコン画伯による叫ぶ男の顔が照らされ、薄い幕の向こう側に登場するメンバーの姿がぼんやり見えました。
ヤングソウルダイナマイトの前奏が始まると幕が落とされ、明るくなったステージにメンバーの姿が見えました。そのとき客席からおこった歓声はひときわ大きく「やっぱり大阪だなぁ〜〜」と少し感動しました。トータスさんも走り出てきて曲が始まりました。トータスさん&サンコンは白の衣装、ケーヤンは戸田のときと同じ衣装でした。(詳しい説明は前回のレポにて) サンコンは前回と違って髪を全部立てていて、やんちゃな印象でした。(笑) チロリンも髪をしっかり立てて固めてあって、今回はシースルーのシャツ、ひまわりの形の布がぴっしり縫い付けてあるジーンズ(?)で「いつもながらすごいな〜。かわいいな〜」と思ってしまいました。ミッキーは明るい水色の細身のスーツでした。続くメゲメゲ2000はだんだんこなれてかっこよくなっていました。
最初のMCは「今回はステージにお茶おくやつもおらんし」と’98年9月のネタから始まりました。「YSDの前奏が始まって、ステージに出てきて最初にやったのがステージのチェックだった」とトータスさん。(笑) 

続いてはバンザイ〜好きでよかった〜でした。この曲の頭のところはステージ向かって左上の方からの白っぽいスポットライトだけになってそれを見ると「バンザイ」のPVの体育館で演奏するシーンの雰囲気に似ていて「ああ、久々にウルフルVが観たいな、、、」と思ったのでした。

続いてのMCでは各階に声をかけ、「3階席中心にいくから!」のセリフにトータスさんの優しさが出ていました。そして「そういえばどうなん?横山ノック。大スポの見出し、『エロダコ』やで〜!?仮にも最近まで大阪府知事だった人が。こんなかにも横山ノックに投票したヤツおるんやろ?」と客席に問いかけ「うわ〜、結構おるな〜。(笑)」と、他県から足を運んだ私たちにとってはちょっと蚊帳の外な話題でした。(笑)

そして借金大王ワルツ!と続きました。借金大王はテンポがかなりゆっくりになっていて、ミッキーのキーボードがかなり効いてるな〜と思いました。ワルツ!はやっぱり曲の間じゅう身体が勝手に飛び跳ねてしまい疲れたけどすごく楽しかったです。そして熱い熱い歌、。歌い上げるトータスさんの姿に釘付けになってしまいました。
曲が終わるとトータスさんの「大阪に戻ってきてTV観てたら久しぶりに見る人がいっぱいおったわ。ああいう人たちがいることで大阪の文化は成り立ってんねやな。(このあと2,3組名前を挙げましたがあいにく関西圏ではない私には分かりませんでした)横山って名はエロダコでだいぶイメージ悪なったからなぁ〜。やっさんはホントは弟子にはいらんでもいいぐらいの人だったけど慣わしみたいな感じでなっただけで。他におるのは、、横山たかし・ひろしか。『すまんのぉ〜』でがんばってもらわな。(笑) サンコン、横山になったらええんちゃうん?横山サンコン。なんか語呂ええで。(笑)」と関西ネタが再び。中部圏はTVとか中途半端に関西圏にかぶってるからわかるのとわからないのが半々って感じでちょっと消化不良でした。っていうかなんだか口惜しい。(笑)
そしてメンバー紹介。
ケーヤンは海遊館を一人で見ている音響(モニター関係)のスタッフを発見したという話。「ツアーも中盤にさしかかってくるとだんだん単独行動が増えてくるねんな。」という言葉は旅の空にある人ならではの実感がこもっていました。(笑)
サンコンは「大相撲は貴闘力がすごくがんばっているのを見てなんだかこっちまで勇気付けられる気がしてたんですけど、今回は大阪場所ってことで同じところでがんばってると思うと余計にパワーが湧いてくる気がします。」と格闘技大好きな人らしい話題でした。
チロリンは「昔、大阪の女の人と付き合っていました。大阪の女の人はとってもいいです。」と、チロリンらしいMCでした。
ミッキー@熊本出身は始まったばかりの春の甲子園の話で「熊本代表を応援するぞ〜!」みたいなことを言っていたと思います。(記憶あやふや)
トータスさんは「昨日、梅田の地下を歩いてたんやけど、歩いてるうちに『ああ、こっち行くと東梅田やったなあ』とか『ここ通って専門学校通ってたよなあ』ってだんだん思い出したわ。で、握手とか求められたりってのにもいろいろパターンがあって一回通りすぎてから後ろでめっちゃ動いてたり、早足で追い越していてまた戻ってきて『あ、握手してください』って言う人や、すれ違う時に『あ、トータス』って言ってそのまま通りすぎてったり。(笑) なんかそれもこれもええわ。」と今回大阪についてすごく感慨深げでした。この日、ライブに来る前にカンテに行くため&友人に会うために梅田の地下をぐるぐる歩き回った(正確に言えば歩き”迷った”)ので「ああ、あの辺をトータスさんは昨日歩き回ってたんだねぇ」とちょっとだけ嬉しかったです。
そして落ちついたムードのこのままでいよう、そしてユーレイガッツだぜ!!。これも久々にウルフルVが観たくなっちゃいました。なんでだろう、客席のノリのせいかしら?
そしてAAP-FUNK〜DO−YAみんな。ミッキーは「健康第一」(後には「DA-YA!」と書いてあるものに変えていた)と書いたフリップを手にステージの前方に歩み出てきていて、チロリンはたこ焼きを持っていて最前列のお客さんにふるまっていました。(笑) 初日あたりにはサポートメンバーっぽかった二人も旅&ステージ回数を経ていくうちにすっかりなじんできたな〜と思いました。
トータスさんの衣装は何度観てもおなかのそこから笑わされてしまいます。10年ぐらい前にKの誕生日に今回の仲間4人で「音楽村」という店に行った時にサービスで店の前で写真を撮ってくれたんだけど、その時、誕生日だったKの頭にかぶせられたのがAAP-FUNKの時のトータスさんのやつと同じだったことを懐かしく思い出しました。あの写真今度見せてもらおう。AAP-FUNKがさらっと終わったと思ったら「大阪による〜」「大阪のための〜」「大阪の〜」ときたので「うわーーーーっ!」と自分のテンション急上昇、大阪ストラットでした。しみじみと「大阪ストラットはやっぱり大阪で聴いてこそだな〜〜」と思いました。曲の途中の「おおさか!おおさか!」ってところを「たこ焼き」「いか焼き」「551(蓬莱の豚まん)」などなど食いだおれ大阪バージョンになっていたりしました。「いか焼き」のところで「いか焼きデラ」って言った時には愛知出身の私には「でら=どえりゃー=どえらい」にしか聞こえなかったのが残念。(笑) 実際は「デラックス」のデラでした。
そして、ホンキーマン。ホンキーマンのときケーヤンの動きが激しかったのが印象的でした。そして大大大好きな曲、それが答えだ!でした。曲の終わりのほうでトータスさんが客席に向かって「お前ら、もっと幸せになれ!」と繰り返し叫んでいるのを聴いた時、一瞬胸の辺りを撃ち抜かれたような気持ちになり涙が出てしまいました。「トータスさん、大好き、、、。(涙)」という感じでした。
本編ラストはもちろんこの曲、小・中・高・大〜トロフィーをかかげようでした。力強いイントロのフレーズに気持ちがぐいぐい引っ張られていくようでした。自分はもう小中高大どれにも当てはまらないけど、逆に全部が自分への励ましだと感じることも出来る。自分の中の小学生のような気持ち、中学生のような気持ち(以下省略)それぞれの気持ちへの叱咤激励だと感じる。
歌詞の中の「女子諸君」が「大阪のみんな」に変わっていたのもとてもよかったです。

アンコールは皮ジャン姿の5人が登場し、ファンキーモンキーベイビーが演奏されました。そしてミッキーがアコーディオンを手に前のほうに出てきたと思ったら久々のツギハギブギウギが演奏されました。一瞬「えっ!?」と思う選曲でしたが、5人の楽しそうな雰囲気と、この曲の雰囲気が妙に合っていてよかったです。
トータスさんが「2月から始まったツアーもこうしてだんだん春のツアーになるんやなぁ〜・・・。」としみじみとした口調で言うと客席から笑いが起こりました。するとトータスさんは「なんで?おれ別におかしいこと言ってないやん」とちょっと焦っていました。(笑) しみじみとした感じがなんともおかしかったんですよ。
そして「前回のツアーから約1年3ヶ月。おれも大人になってなあ。」と再び客席に向かって怒った話をしました。知らない人のためにその時の状況(ステージが私物置き場になっていたこと、ライブ中に携帯電話が鳴り響いたことなどなど)を説明して「あんときの携帯の持ち主いるか〜?」と客席に向かって問い掛けると「は〜い」って返事が返ってきて「マジっ?おれ、怒られた人は2度と来んやろって思ってた。来てくれてありがとう」というようなことを言っていました。私の個人的な意見としては「これはアカンやろ」って思ったことはどんどん言って欲しいし、どんどん怒ってくれて構わないと思う。ライブは演奏する側、スタッフ、そして客席のみんなで作るものだから、みんなが心から「楽しもう!」っていう気持ちがないといいライブにはならないと思う。こういうスタンスだからウルフルズのライブって楽しいんだもんね。
そしてジョンBが抜けた話から、超強力サポートの二人のありがたみについても話していました。今回のステージを観ていて二人のパワーを実感したので心から「アリガトウ」って思いました。
ラストはもちろんいい女でした。歌い終わって5人がステージの一番前まで出てきて手をつないで頭を下げ、顔をあげた時、チロリンがサンコンのワキをぱっと押さえたのを見て大爆笑してしまいました。ちなみに2回頭を下げて2回ともワキを押さえてました。(笑) 2度目、押さえられっぱなしだったサンコンはすかさずチロリンのとさかをつまんでいました。リズム隊の絆のかたさを垣間見た(!?)気がしました。

メンバーが引っ込んでいったあと、隣にいたNが「ああ、、、ライブ観たい、、、。」とつぶやくので「誰の?」とたずねると「ウルフルズの」と答えました。思わず「おいおい、見終わったばっかりなんですけど。(笑)」と笑ってツッコミましたが、その気持ちはよ〜くわかりました。

どの曲の時だか忘れちゃったんだけどケーヤンがそれぞれに話をふったときにミッキーはピアニカを手に中央まで出てきてブルースブラザーズのテーマ曲を一節演奏したのがカッコよかった〜。

爆旅2000、どんどんよくなってます。今後ますます楽しみになりました。

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