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■■■■ 始まるまで ■■■■ メンバー登場! ■■■■ 本編スタート ■■■■ アンコール ■■■■ 全国10ヶ所でウルフルズのファンクラブ「ウルフルクラブ」の「ライブ」、略して「ウルフルクライブ」というのがスタートしました。あらかじめテレホンサービスで「ウルフルズの曲ベスト3」を投票するようになっていて、イベントでは各地区のベストテンを発表する、ということでした。その初日、名古屋ボトムラインのライブに行ってきました。当初はFC会員限定ライブということだったんだけど、人数に余裕があったそうでFC外の人も参加できることとなりました。私も新たに友人を一人誘って行きました。ボトムラインに着くともう開場時間が近かったので人・人・人、でした。人員整理をする警備スタッフが少なかったせいで列はグチャグチャ。とりあえず並んでいる人達に「何番ですか?」と聞きまわり大体のラインで並んで少し待ちました。そのうち50番区切りぐらいずつ入場していきました。階段を上るところにビデオカメラがあって「なにか一言」みたいなことが書いてあったけど気が急いていたし、ガラじゃないのでそのまま上がっていきました。入口で何かを手渡され、見てみると「わいもくん」の絵の金太郎飴でした。ウレシー。(笑) 荷物と上着をコインロッカーに入れステージ前で待ちました。ステージ上には普通のライブと同じように楽器やアンプがセッティングしてありました。だんだん窮屈になってくるステージ前で期待が高まっていきました。 時間になり、スタッフの人が登場し、「今日はウルフルズのFCイベントへようこそ!」と挨拶から始まって開演上の注意などをいい、メンバーを呼び込みました。 ケーヤンを先頭に、サンコン、トータスの順にステージに登場しました。5月の馬鹿正直ツアー以来、約半年ぶりのウルフルズ。たった半年、だけど、その間にジョンBの脱退という悲しい事件があり、メンバーにとっても私たちにとっても長い長い半年でした。一秒でも早くメンバーに会いたい、早く元気な姿を見たい、っていう気持ちでいっぱいでした。そして今日がきました。3人とも目の前で笑っています。・・・本当に嬉しい。3人とも「Ulfuls」というロゴの入った野球のユニフォームを着ていました。客席から「あみフルズ〜〜!」って声がかかると「アホか!あんなんテレビ(※先日放送のNHK「POP JAM」の中で鈴木あみに野球チームのチーム名を考えてもらう、という話しの中で出て来た答え・・・それはウルっとあみフルズ(バカ爆))だけじゃ!」とトータスさんが一喝していました。(笑) 「あの後、インターネットとかで『メンバー元気なかった』とかかいてあったけど、あんなん反応できんっちゅーねん。元気めちゃめちゃあるっちゅーねん。爆笑問題も困っとったで!」と憂さ晴らし(!?)をしていました。 そして名古屋といえば中日ドラゴンズ。日本シリーズではサンコンの大好きなダイエーホークスにこてんぱんにやられてしまった中日ドラゴンズ。サンコンはとても嬉しそうでした。トータスさんは「中日負けたなぁ〜。・・・ザマーミロ」って言っていました。会場から軽くブーイングの声が上がると「大体なぁ〜、阪神に比べたらすごい上やねんで!」と言い、同情の涙を誘っていました。(笑) とりあえずそんな感じの軽いトークがあって衣装替えのためいったん退場していきました。去って行く後ろ姿を見るとサンコンの背番号は17、トータスさんは3、ケーヤンは1でした。 5月の馬鹿正直ツアー並みの混雑のステージ前で待っているといつものライブと同じSEが流れてきました。(たしか)黒っぽい半袖シャツを着てリーゼント姿のサンコン、緑色のボーリングシャツに革パンのケーヤン、そして皮ジャケットに茶色の小さな花柄シャツを着たトータさんが登場しました。サポートメンバーのチロリンと斉藤有太さんも出てきました。チロリンはサイケ調の衣装にモヒカン、まさにチロリン風としか言い様のないファッション。斉藤有太さんの格好は・・・忘れました。(^_^;) 電話投票したものを集計したベストテンを、当初はCDTVのように5位までは10秒ぐらいずつ、3位は20秒、とかやろうかって話もあったらしいんだけどその方が練習するのが却って大変という事で、そのまま10位から1位まで演奏していくというカタチになったそうです。各地そんなに差はないだろうと思っていて、いざ集計してみたら意外と違っていて面白かったとのこと。楽しみだな〜〜。まずは最新シングルヤングソウルダイナマイトから始まりました。生で聴くのは初めてだったし、すごく聴きたかったので嬉しかったです。惜しむらくは自分がいたポジションが余りに悪かった(前から2列目、端っこ)ため音響的には最悪だったということ。これを客席中盤以降、センターで聴いたらすごくかっこよかっただろうなぁ〜〜と思うとすごくもったいないことをしたなあと思いました。数曲、前の方で楽しんだら後ろに下がろうと決心しました。 ちなみに。私が投票したのは「3位→いいたいことはそれだけ ◇ 2位→やぶれかぶれ ◇ 1位→それが答えだ!」でした。入ってるといいなぁ〜・・・。 さて。ウルフルズ★ベストテン、いよいよ発表です。 名古屋地区の第10位!前作「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」の中で輝いていて、去年のツアーの時にトータスさんが「今イチバン好きな曲」と前置きして歌っていた曲、愛してるでした。この曲というと、以前友人が「この曲は今のウルフルズに対しての私の気持ちとすごく重なる」って言っていたのが印象的でした。好きで好きで好き過ぎてそれを通り越してしまった状態、っていう感じなのかな。私の中でもウルフルズっていうのはもう「あって当たり前」みたいになっててそれに対する思いっていうのは言葉じゃ言えないっていうところがあってこの曲と重なる時もあるなあ。なんてことを思いつつ演奏するケーヤンの笑顔を見ていました。(笑) 第9位!これもおなじく前作から、サンキュー・フォー・ザ・ミュージックでした。勢いがあって「これから何か始まるぞ!」っていう雰囲気がカッコいい曲。これを聴いてたらふとこの曲のビデオクリップのこと(途中ジョンBのアップがかなり効果的に使われている)を思い出して「・・・ああ、ジョンB・・・。」って思いました。ということはそれまでの2曲であまり意識してなかったということなんだよね。私がいたのがケーヤン(Gt)側っていうのもあったかもしれないけど、サポートの二人の存在は確かに違うんだけど違和感というものは感じさせなかった。サポートのチロリンのベースは躍動感にあふれていてすごくかっこよかったです。 ステージ前はかなり沸騰していて真ん中あたりでは将棋倒し寸前、っていう場面もしばしばありました。メンバーも気にかけていて、トータスさんが客席に向かって撒いたりしていました。今回ファンクラブイベントと思ってタカをくくっていたけどまるでライブそのものなんでビックリ。 そして第8位!これをやる前にトータスさんは「う〜ん、やっぱりこれが入るねんな。なんだかんだ言っても」と言っていました。その曲はガッツだぜ!!でした。世間の人からみたら「ウルフルズ=ガッツだぜ!!」だと思うんだけど、ウルフルズファンにとってはたくさんある曲の中のひとつ、だからね。でもやっぱりこの曲をきっかけにウルフルズファンになった人も(私を含め)多いはずだし、思い入れは深いです。 ココまで終わると、熱いし、音は悪いし、ストレスが溜まるので後ろに下がりました。 空気も良くなり、改めて仕切りなおし。(笑) 第7位は今年4月に発売されたラブソングベストアルバム「ステューピッド&オネスト」に収録された新曲、心でした。「愛してる」がじんわり暖かいラブソングだとすると、この「心」は溶岩のように熱い熱いラブソングだと思う。熱くて、そして大きな愛。5月4日の赤坂BLITZのときステージから客席に向かって照らされた照明がすごくいい感じだったけど今日も同じようなライティングがあってとても気持ち良かったです。 たしかこの辺りで改めてメンバー紹介がありました。サポート参加のチロリンこと、ワタナベヒロシさん。(笑) 子供の頃自分の名前が言えず「チロシ、チロシ」って言っていたところからチロリンになったそうです。そして驚くことにケーヤンと同い年。(全てトータスさん情報)ココで会場から「エエエッ〜〜〜」と声が上がりました。で、「それってどっちがどうなん?ケーヤンが若いの?チロリンが若いの?」とトータスさんが聞くと「チロリン、若い〜〜〜」の声がそこら中であがりました。それを聞いたケーヤンは「あーー・・。そうなんやーーー」とちょっと寂しげでした。(笑) でもすぐに気を取り直して「いや、でもありがとう。言ってもらってよかったわ。」と前向き発言なケーヤン。ワタクシ思うに、ケーヤンが若くない、じゃなくてチロリンが年齢不詳ってだけだと思うんだけどね〜。(笑) それにケーヤンの年はみんな知ってるしね。 キーボード参加の斉藤有太さんは普段民生さんチームとしてやられている方でこれまでにもいろんな場面で出会ってその頃から「今度一緒にやりたいですね〜」っていう話しをしつつもなかなかスケジュールが合わずに出来なかったのが、5月の赤坂BLITZ(MUSIC DAYか馬鹿正直ツアーかは知らないけど)に見に来てくれて、そのあと声をかけて今回ご一緒できることになった、と言っていました。 二人の紹介をしたあとトータスさんが「ほんっと、二人のおかげで・・・、ほんとに助かったわ!君らお礼言わなアカンで!『(オカン口調で)ホントにうちのウルフルズがねぇ、お世話になって、もう』って。」と言っていました。それを聞いて「そうか〜・・・。」とシミジミと思ってしまいました。その時はしみじみとし過ぎて声に出して言えなかったので今言っておこう。チロリンさん&斉藤有太さん本当に有難う。m(__)m そしてその日の演奏は素晴らしかったです、心からそう思いました。 ウルフルズ3人のメンバー紹介は「まぁ俺らはなぁ〜、今更なぁ〜」と言いながらさらっと終わりました。でもケーヤンは「みなさんはじめまして」って言ってたなぁ。絶対みんな初めてじゃないと思うんだけどなぁ。(笑) そして再びベストテン発表に戻りました。第6位はmakikoリクエスト第2位のこの曲、やぶれかぶれでした。97年1月の武道館ライブのアンコール、そして'99・5月の馬鹿正直ツアーの2回しか生で聴いたことなかったこの曲が聴けてすごく嬉しかったです。新しい曲とデビュー曲が混在するところがこの形式の良さだなぁ〜〜と実感しつつ曲に浸っていました。歌い終わった後トータスさんが「この曲をここで歌うことが出来て本当に嬉しい」って言っていたのを聞いて私の嬉しさが倍加したのは言うまでもありません。 そして第5位は「こういう曲があって良かったな〜と思うわ、うん。」というトータスさんのコメントでもわかるようにちょっと異色な選曲ではないかと思うんだけど、僕の人生の今は何章目ぐらいだろうでした。この曲はもともと吉田拓郎さんに提供したものでそれを4月に発売したラブソングベストアルバム「ステューピッド&オネスト」の中でセルフカバーしたのでした。自分では投票しなかったけど好きな曲です。人生を「何章目」って例えたところが読書好きな人間にとってはたまらない表現に感じるのです。歌詞の中の「忘れたい 昔の事/ ゆずれない 初恋の事/わからない あの出来事/ しょうもない 昨日の事」(「僕の人生の今は何章目ぐらいだろう」作詞/作曲:トータス松本 *より引用)という並びがごく当たり前の事を歌っているようで、実はすごく的を得た形容をしているなあって思います。わからないあの出来事、っていうのが特に味わい深いなぁ。投票してくれた方々、アリガトウ。改めて聴いて良さを再確認しました。 第4位。「これは・・・いかにも4位って感じやなぁ〜〜。うん。この曲は4位や。」とトータスさんが深く深く納得していたこの曲、バンザイ〜好きでよかった〜でした。この曲は既にスタンダードの域に達してると思います。やっぱりこのあたりには入っていて欲しい。なんか当たり前すぎて投票しようって思いつかなかった感じ。 そしていよいよ第3位。・・・これには本当に涙が出ました。歌う前にトータスさんが「この曲が入ってて本当に嬉しい。」って言ったのを聞いて「投票してよかったなぁ・・・。」と心から思いました。と、「そこ!泣くなっ!」と客席中程を指差してトータスさんが言ったので「ああ、みんなみんな同じ思いなんだ」と余計に涙が出てしまいました。その曲はもちろん、それが答えだ!!です。私がウルフルズを好きな理由、ウルフルズのライブに通う意味っていうのはこの曲に集約されているのです。 「だんだんメロウになっていくんやけど・・・。(笑) 普通のライブだったら絶対こんな曲順ではやらんで。そこが(この企画)面白いんやけどな。次のこの曲、いかにも名古屋の第2位、って感じやな!」とトータスさんがコメントして歌い始めたのはきみだけをでした。確かに全体を通じて名古屋ランキングはメロウな感じが漂ってるなあって思いました。「すっとばす」とか「借金大王」「大阪ストラット」とか入らなかったもんなあ。 そして第1位。これは投票する前からわかってました。(笑) いい女でした。トータスさんも「やっぱりこれなんやな」と言っていました。この曲の前奏が出てくると「ああ、ライブも終わりなんだなぁ〜」とじわっときてしまいます。でもその時の感情は「悲しい」じゃなくて「感慨深い」なのです。この日も普段通りじわっと来てしまいました。ジョンBの脱退を聞いてからの日々、頭の中に「ウルフルズ、どうなってしまうんだろう・・・」という思いが貼りついてしまっていた。でも今日こうして目の前で演奏するウルフルズに再び出会えたっていうことが嬉しかった。そして何よりメンバー自身、本当に嬉しそうな表情で演奏していました。それだけで今までの不安や心配で凍り付いた心が溶けていくのを感じました。最後、普段のライブと同じにトータスさんだけが先に引っ込んでいって、ケーヤンの「もう一度トータスに会いたいか〜〜!」の声で呼び戻すというお約束もあったのがこれまた嬉しかったです。 本編が終わり、会場からアンコールの声が沸き上がりました。最初は「アンコール!アンコール!」だったのがそのうち「A.A.P!A.A.P!」になりました。しばらくしてメンバーが再登場しました。そして演奏したのは「ウルフルズ A・A・Pのテーマ」でした。ウルフルズ★ベストテンで思い入れがどんどんヒートアップしていっていたのでこの曲のほんわかさがとてもハマっていてよかったです。 ありがとう〜、ウルフルズ&サポートのお二人。本当に楽しいライブでした。 |
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