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2000年12月31日(日)〜2001年1月1日(月) 渋谷公会堂
20世紀最後のライブ、そして21世紀最初のライブはやっぱりウルフルズ!でした。
まわりの友人がことごとくFC先行の抽選に外れたりして落ち着かない毎日を過ごしていましたが、当日までにみんな無事にチケットを手に入れることができ、ほっとしました。当日は午後の新幹線で東京に向かいました。なんとなく「年末」「世紀末」という感じがしなくて「今日が20世紀最後の日なんてウソみたい」という気がしていました。
ネットの知り合いに会ったり、顔見知りの方々と飲みに行ったりして、開場22時15分、開演22時45分だったので22時ごろ渋谷公会堂に行きました。渋公の前は人でごった返していました。とりあえずワケもわからず列の列の最後尾に並びました。しかし開場予定時間になっても入ることができず「このままココで年越したら最悪なんだけど〜(^_^;」と思いました。やっと入口が開いたのは既に開演予定時間まで15分というところでした。「トイレにも行っときたいけど、物販も気になるよなぁ、、、。どっちも行列してるぅ、、。」と焦りつつもとりあえず物販の列に並びました。なんとかゲットし、ホールに入りました。
席について落ちつく間もなくオープニングのSEが流れだしました。「えっ!?もう始まるの??トイレにも行っときたいんだけど、、、」と焦ってしまいました。心の準備ができないままステージにメンバーが登場し、1曲目A・A・Pのテーマが始まりました。あとから聞いたところによるとトイレに並んでいて間に合わなかった人とか結構いたようでした。スーツ姿のトータス(濃いめの紫系コーディネイト)&ケーヤン(淡いめの紫系コーディネイト)。そしてサンコンは白のGジャン&赤いTシャツ(今回のグッズのやつ?)&チェックのパンツ、そしてリーゼントでした。3人ともカッコいいっす。小中高大ワルツの辺りの流れは2000年前半の爆旅を、続く僕の人生の今は何章目ぐらいだろうは夏のイベント”ヤッサ×3”のことを思いだしました。その次に「大好きな歌!」と前置きし、始まったのは実験4号でした。(99年春のライブハウスツアーの時に数ヶ所でやったことはあったようですが)私はこの曲をライブで聴くのは初めてだったのでちょっと感動しました。
ワルツ!が終わった時にトータスさんが「今日は声援が普段のツアーの1.5倍、いや1.8倍ぐらいにきこえるわ。みんなカウントダウンっていうとそれだけ気持ちが盛りあがるのかなあ?」と言ったのを聞いて、私は「それもあるかもしれないけど、ヤッサ以来のライブで、しかもツアーとかじゃなくて1回だけの公演だからそれだけみんな楽しみにしてたんだよぉ。しかもここに来られた人たちは来たかった人たちのほんの一部だし・・・。」と思いました。借金大王の後には前日、前々日あたりTVをいっぱい観た、という話からドラマの話になりました。客席から「テッちゃんよかった〜!」と声が飛ぶと「そんなこと言ってるけど、やる前はやる前で”複雑ですぅ。”とか”ドラマとか出て欲しくなかった”とか言ってたくせに。”でも観ちゃうかも”とかな。(笑)」とインターネットの掲示板とかに書いてあったファンの人の発言を引用して皮肉っていました。「で、終わりのほうになったら”もうすぐ終わりなんて寂しいです”なんて言って。ま、別にそういうことが言いたいんじゃなくてファンの人ってのはワガママなもんですよ。どんなキツイこととか書いてあってもそれを温かい目で受けとめますよ。(笑)」だそうです。(^_^; 元々ドラマとか出ないって言いきってたのトータスさんなんだけどなあ。「涙をふいて」、良かったから別に文句ないんですけど〜。そして時計を見るととうとう2000年も残り15分ほどになりました。世紀をまたぐ曲は「やはり」と言うべき今夜どう?でした。私がこの曲を初めて聴いたのは97年1月の武道館ライブの時でした。その時はまだこの曲が収録されたCDを持っていなくて、この曲を知らなくて「わ、この曲初めて聴くわ。でもめっちゃ楽しい〜」と強く印象に残ったのでした。そしてライブから帰ってきてすぐにCDを買い、聴くたびに「武道館ライブ楽しかったな〜」と思い返していたのでした。この日の今夜どう?を聴きながらやはりそんなことを思い出していました。年末総決算、といったところでしょうか。
そして曲のなかのメンバー紹介が終わったところで「Get Down!」と、曲が止まりました。一瞬静まって流れてきた音に耳をすますとそれは時報でした。日付が変わるまであと2分というところでした。ドキドキしながら10カウントから数えていきました。「10、9,8,7,6,5,4,3,2,1 HAPPY NEW YEAR!」年を越した瞬間花火(?)がハジけて、ステージから銀色のテープが発射されました。21世紀なんだーーー、って感動しました。で、再び今夜どう?に戻りました。
SETLIST

A・A・Pのテーマ

小・中・高・大〜トロフィーをかかげよう

ホンキーマン

ワルツ!

借金大王

僕の人生の今は何章目だろう


実験4号

今夜どう?(ここまではOK)

=カウントダウン=

ガッツだぜ!!

アコースティックウルフルズ
〜あの素晴らしい愛をもう一度
〜泣きたくないのに
〜明日があるさ

新曲1 (unknown title)
新曲2 (ラブラブ一直線)
新曲3 (事件だ!)

トコトンで行こう!

サンキューフォーザミュージック


アンコール#1
バンザイ〜好きでよかった〜
それが答えだ!


アンコール#2
いい女
新年1曲目のガッツだぜ!が終わり、MCに入るとすごくほっとした様子でした。(笑) うまいこと日付変わるところに合わせるように気にしていたんでしょうね。「カウントダウンがおわってやれやれやね。後は流すよ。(笑) こんな飛ばしてたら夏までもたへん」と言っていました。「ちゃんとカウントダウンしたのこれが初めてや。今までライブハウスのカウントダウンライブとか出たときもテキトーな時間で言ったりしてたしな。」と感慨深げでした。スタッフの人がステージ中央に椅子やスタンドをセットし始めました。「アコースティックだ〜」と思ってみているとケーヤンとお揃いのテンガロンハットが全員分用意されました。ということでリラックスタイムに突入。トータス「これはゆっくり座ってくれてええんちゃうかな。座りたくない?そうか〜、、、」ケーヤン「Sit down,Please(笑)」というわけで客席みんな着席しました。まったりしつつ「何をやるんだろう??」と待っていたらなんとあの素晴らしい愛をもう一度でした。すごい選曲。(笑) 「まるで(よく知らないけど)フォークジャンボリーだわぁ」と思ってしまいました。歌い終わった後「サビぐらいまでわからんやろとか思ってたけど、みんな結構分かってたなあ。知ってるもんやねんな。」とトータスさんは少し驚いていたようでした。有名な歌だし、メンバーに年ちかいしさ。(^_^; 「こういう編成でやろう、って言ったときに真っ先にこれ歌いたいって思ったんや」と言ったのを聞いて「最近は明日があるさもそうだけどほのぼのした気分なのかなあ。もしくは疲れてるのかも。」と思いました。続いて生で聴くのは初めて(!!)の泣きたくないのに、そして2月に発売される新曲明日があるさでした。泣きたく〜については「実は初めて人前で歌ったんやけど、なんかよかったわ。いっぱい曲作っといて」と言っていました。明日が〜では間奏でケーヤンの木琴ソロがあって、真剣な顔で叩いていたのがすごく可愛かったです。(笑)
まったりタイムの後にはなんと新曲3連発が披露されました。歌から入る始まり方がとても印象的だった新曲1(これはタイトルを言わなかったけど”手の鳴るほうへ”とか”好きでたまらない”とかそんな感じかも)、「タイスケ社長から『アイデアあるんやけど。トータス、こんな歌書け!』というFaxが届いて。それで作った曲」という新曲2、その名もラブラブ一直線。(笑) 曲調はソウルフルでカッコいい感じでした。そして「(こんなに新曲ばかり披露して)みんなにサービスしすぎ!でもオレらからのお年玉や!」と言って拡声器を片手にサイレンを鳴らしつつ、恋愛の事件を歌った新曲その3、事件だ!と、まさにサービス満点の新曲3連発でした。久しぶりに聴くウルフルズの新曲に思わずのるのも忘れて聞き入ってしまいました。まだこれからアレンジとかも変わっていくのかな。早くアルバムが聴きたいです。(願)
時間が何となくゆっくりと流れているような気になっていましたがやっぱり終わりはやってきちゃうんですよね、、、。(涙) トコトンで行こう!、そして「まさにありがとう!という気持ちです」とサンキュー・フォー・ザ・ミュージックで本編は幕を閉じました。
アンコールはバンザイ、そして「今日もやっぱりオレの好きな歌,聴いてくれ!」と言って始まったそれが答えた!でした。きっと今年も楽しいこと,うれしいこと、そしてもちろんつらいこと、大変なこと、悲しいことなどなどいろんなことがあるだろうけど、「迷うな!どんなことがあっても前に進んでいけ!」といっていたトータスさんの言葉をいつも忘れないようにしよう、と決心したのでした。
2度目のアンコールで出てきたときにトータスさんは「昨日TBSのSAMBA TV(38時間TV)で夜中にライブみたいなのやってて、それ見てて『みんなピッチ(音程)悪いな〜』って思ってたけど、自分がやってみてわかったわ。どれだけしんどいか。(笑) やっぱり夕方ぐらいが一番ええみたいやわ。朝早くてもダメだし、とにかく夜中はホントきついわ。」って言っていました。夜中にフルマラソンを走るぐらいの感覚なのでしょうか、、、。お疲れ様です。「ホント、カウントダウンライブやれてよかったわ。今日はケツも出さへんよ。(客席から「え〜〜」「見たい〜〜」の声)俺のケツは初日の出かっ!」と一喝する場面もありました。(笑) そして「ジョンBが辞めてからずっとベーシスト探してきたけどなかなかいなくて。で、もう探すのやめました。ウルフルズはこれでいい。しばらくはこのメンツでやって行こうと思ってます。」ということも言っていました。やっぱり後から新しい仲間を見つけるのは大変なことですよね。それまでの時間の流れというものもあるし、どうしても前のメンバーと比べてしまうし。いままでに私が好きだったいくつかのバンドがメンバー脱退、新メンバー加入、そして解散、という道をたどっていきました。特にベーシストの変動というのが多くて、ジョンB脱退のニュースを聞いたときそれらの例が頭に浮かび、不安でいっぱいでした。あれから約1年半の月日が流れ、今回こういう結論に辿り着いた、という事実については「これからのことはどうなるか解らないけど、とにかく前進してるんだ。」というふうに受けとめました。とにかく私の願いは「早く新譜(アルバム)を出して欲しい」ということと「ライブをやって欲しい」ということ、そして「元気でいて欲しい」というだけです。ラストはもちろんいい女でした。2度3度呼びこみがあって終わりました。いつものようにメンバーがステージ中央あたりに集まって、ピックを投げたり、スティックを投げたりしていたのですが、そのなかでひときわ大きな歓声があがったと思ったら、トータスさんがベルトをはめようとしているところでした。前出の「初日の出」ご披露されたようです。(笑) 見逃した〜〜〜。それにしてもどうしてこのラストのBGMがUSA for AFRICAの「We are The World」だったんだろうなあ。思わず口ずさんでしまいました。
メンバーが袖にひっこんでいき、照明が暗くなって「ああ、終わったかぁ、、、」と思っているとステージの上からスクリーンがおりてきました。「なんだろう??」と思っていると「ウルフルズの歴史」という文字が映し出されました。「上京」とか「希望」とかの文字の合間に当時の写真がいろいろ映し出されていきました。メジャーデビュー前のアマチュア時代の写真とか、チンポレンジャーの写真はある意味凄かったです。(笑) そして「脱退」という文字とジョンBの写真、そして3人になってからのアーティスト写真、「明日があるさ」の宣材写真まで、見ていてじわっときてしまいました。そして最後の最後「いつも応援してくれて本当にありがとう。みんながいてくれるから僕たちがあるのです。これからもどうぞよろしく。」というような文章が映し出されました。「こっちこそだよぉ、、、(涙)」という気分でした。 (おしまい)


言い回しなど私の主観で変わってますがご了承下さい。長文にて失礼しました。

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