2000年6月24日(土) 日比谷野外音楽堂 2月11日戸田〜6月4日沖縄まで続いたウルフルズのツアー「爆旅2000」のスペシャルイベント、その名も「爆旅スペシャル ウルフルズ 仲間を呼べぃ!」が日比谷野外音楽堂で行われました。「もちろん行くでしょう!」という感じだったのですが唯一の心配は天気。6月の野外はヤバいよなあと思いながらも、「何とかなるんじゃない?」と楽観していました。 当日。・・・見事に降られてしまいました。こうなったら開き直り、「雨の野音、上等やないのっ!全身着替え持っていったる!びしょぬれ大歓迎やっ!」という気持ちで向かいました。予定通りに友人宅を出たはずが、のんびりご飯を食べていて結局野音に着いたのは開場時間が過ぎてからでした。びしょぬれ覚悟で行ったのに寒さに負けて野音入口で「ぼったくり雨ガッパ」を買い、ジーンズだけハーフパンツに替えました。これで濡れてもオッケー。会場に入るところに日清やきそばUFOがだーっと並んでいてそこにあのトータスポットが鎮座していました。「おお〜、これがあの噂の、、、。生で見られるなんてこれだけで来た甲斐アリか?(笑)」と思いながら客席に向かいました。開演20分前(5時40分ぐらい)にオープニングアクトのアナム&マキが登場しました。ウルフルズの事務所「タイスケ」の新人なのですが、どんな感じなのか興味があったので、急いで席につきました。 3曲ぐらいやったのかなー。アコギを手にした女の子二人組なんだけどまず驚いたのがアナムちゃんのワイルドな歌いっぷり。それから二人のアンサンブル。こんな感じのデュオはあんまり観たことないです。今後が楽しみっす。マジで。 アナム&マキのステージが終わって、いよいよウルフルズの登場! ※今回のライブ、雨の中で行われたのでメモもままなりませんでした。曲順だけは一部を除いて自分の腕にメモっていましたが、その他の記述に関しては自分の記憶のみです。勘違い、覚え違いは多々ありますが、前もって納得のうえ読み進んでください。
ライブの数日前、トータスさんがオフィシャルの伝言板で「野音の1曲目は何だ?」というクイズを出していたので「絶対にないだろうけど、しまっていこう、とか聴きたいな〜。(笑) 雰囲気からいうとAAPのテーマとかも良さそうだけどLet's Go’97ツアーと同じ始まりになっちゃうしぃ、、、。」などといろいろ想像をめぐらせていました。その注目の1曲目はホンキーマンでした。よくよく考えると、当日は昼間ひさびさにアルバム「すっとばす」を聴いていたんだけど、気がつくとホンキーマンが頭のなかをぐるぐるしていたので「今日の気分は”ホンキーマン”だったし、この曲で始まるっていうの、ピッタリだなあ」と思いました。1曲目から自分のテンションもトップギアという感じでぴょんぴょん跳ねまくっていました。間奏のときホンキーマン(着ぐるみ)が登場しました。ボディの部分も完成した姿を実際に見るのは初めてだったので「うわ〜、インパクトあるなぁ〜(笑)」と思いました。2曲目は彼女はブルーでした。去年の馬鹿正直ツアー以来、約1年ぶりに聴き、とても嬉しかったです。そしてその日の昼間、「すっとばす」(2曲目が「彼女はブルー」)を聴いていたのが偶然じゃないような気になりました。そして続くはメゲメゲ2000。雨の中で聴くこの曲はとてもカッコよかったです。 MCではトータスさんが「(雨)降りやがったなあ!50%とか中途半端な数字出てるからかえってハラハラしたわ。でもなんかいい感じやなぁ。照明に雨の細かい粒がキラキラしてるのが見えたりして。」と言っていました。 かわいいひと、「さすが爆旅スペシャルに来てるお客さんだけあるなあ!」とトータスさんをうならせたコール&レスポンスから始まった借金大王、そして跳ねずにはいられないワルツ!、と楽しげな曲順でライブは進んでいきました。この頃は雨もやみそうなぐらい小降りでした。 メンバー紹介の前にトータスさんは「今、すごく楽しいわ。ステージに出てくる前とかすごい緊張してたんやけどケーヤンがいきなりこけて。(笑) なんや、これでいいんかい、って思ったわ。」ととてもリラックスした様子でした。ケーヤンは「この後まだ2,3回こけると思います〜。よろしく〜!」と叫んでいました。(笑) サンコンはこの日の衣装(派手派手なスーツ)の話で「この衣装、ノボリで作ったんすよ!ノボリで作ったらエキセントリックな衣装になるんちゃうか、って。わざわざ実家から送ってもらいました!」と言っていました。なんか文字見えるな〜って思ってたらYAMAHAのノボリだったのかぁ。「んじゃ実家がパチンコ屋だったら『出玉出血大サービス』とか書いてあるヤツになってたんやな?」とトータスさんに聞かれ「それ最高じゃないっすかぁ〜」と答えていました。(笑) チロリンは「この雨にも負けないように髪をビシッと立てました!」ととんがりモヒカンを自慢げに見せつけていました。ミッキーは客席左端のほうの人たちからは見えなかったみたいで「見えない〜〜!」と声が飛んでいました。するとトータスさんが「えーっと、オレンジ色の頭で、服もオレンジやな。でめちゃめちゃやせてて、清志郎さんによく似てるわ。どうや?想像できたか?」と端のほうの客席に向かってミッキーの実況中継をしていました。私も戸田(初日)の時はミッキーは全然見えなかったなぁ、、、としみじみと思い出しました。 この日もユーレイは優しく私の心に響きました。空はまだ薄明るく、悲しいけれどその悲しみも優しい記憶に変わっていくような気がしました。そして順番が前後しているかもしれないけど、いくつになってもをやってくれました。この曲を生で聴くのは初めてだったので感動してしまいました。淡々と進んでいく曲調は幸せな日常そのものだなあ。夢やヤングソウルダイナマイトの頃には雨足が少し強くなっていて聴きながら「何だかPVみたいだなぁ〜、、、。どうせならもっと土砂降りにならないかな〜。(終わってからはこう考えたことをちょっぴり後悔しました。だってつめたかったんだもん)」なんて思ったりしました。少し寒かったけど気持ちよかったです。ヤングソウルダイナマイトの時にはコーラスの女の人たち(むんむんシスターズ)が3人登場してオリジナルっぽい雰囲気になっていました。 そしてギターがジャーンとなって「あっ、次は『ガッツだぜ!!』だな?」と思いました。で、トータスさんの「カモ〜ン、ケーヤン!」の掛け声を待っているとその次の瞬間トータスさんの口から出たのは「カモ〜ン!エガちゃん!」でした。(※click)この瞬間、野音の中で一番高く飛びあがったのは多分私だと思う。(笑) ガッツだぜ!!に合わせてエガちゃんダンスを繰り広げるエガちゃんに向かって「エガちゃーーーん!エガちゃーーん!」とアホみたいに叫びながら飛びはねまくっていました。ステージまでめっちゃ遠いから聞こえるわけないと思ったけど。ステージの下に降りたり、AブロックとBブロックの間の通路を客いじりしながら走り回るエガちゃん。残念だったのはちょっとだけでも声を聴かせて欲しかったということでした。まるで無声映画のようなエガちゃん・・・。そして曲の終わりで、スパッツとパンツを下ろしかけたところでスタッフに捕獲されてそのまま運ばれていきました。嗚呼、、、。 運ばれていくエガちゃんを追うようにトータスさんも衣装替えでソデに引っ込むとA・A・P‐FUNK〜DO-YA,みんな〜の前奏の音が流れ出しました。と、向かって右側の袖から登場したのはジョビジョバの二人(マギー&坂田)でした。左側の袖からはホーンセクションのBLACK BRASS BOTTOM BAND(以降、B.B.B.B)が、キーボードのところには斎藤有太さんが出てきて、まさに「仲間を呼べぃ!」なステージになっていました。ジョビジョバの二人は細かい動きがすごく面白かったです。トータスさんのネイティヴアメリカン衣装も見納めかと思うと少し寂しかったです。 そして今夜どう?(ここまではOK)に。曲中のメンバー紹介ではむんむんシスターズ、ジョビジョバ、BBBB、斎藤有太さんを指差してコールしたりもしました。「ジョ、ジョ、ジョビ〜、ジョ、ジョ、ジョバ〜!」はジョンBと言い間違いしそうでした。「さ、さ、斎藤、ゆ、ゆ、有太〜!」はちょっと強引だった気がします。(笑) むんむんシスターズやジョビジョバがドリフの踊りをしていたのが「昭和の子供」な私にとってはとても嬉しかったです。 「仲間」たちは戻っていき、5人でのステージに戻りました。そしてバンザイ〜好きでよかった〜。この日は自分自身の気持ちがこの曲とバッチリ合っていて、まさしく「バンザーーーイ!」という気分でした。そして、大好きなこの曲それが答えだ!の前にはトータスさんが「自分の周りにただよってる感じ、それこそが答えだと思うんや。いやな感じ、楽しい感じ。言ってるオレ自身よくわかってないけど。それでいいと思うんや。」というようなことを言っていました。AAPのテーマに続いて、本編ラストは小・中・高・大〜トロフィーをかかげよう〜でした。曲の終盤の「ヤツら(オレら?だったかな?)の背中を押してやってくれ」というところのすぐ後、「俺がお前らの背中を押してやるーーー!」といったトータスさんの言葉に目の奥のほうがジーーンとしました。こんないいライブを観られて、いい歌を聴かせてもらうだけで十分なのに・・・。(涙) やっぱりこの曲は名曲だーーと実感し、本編が終了しました。 アンコールは、トータスさんは例のトータスポットを手にしていて、ステージ中央、左、右と3ヶ所で実演をしていました。トータスポットから水が出てくる光景はやっぱりインパクトあり過ぎです。(笑) みんな皮ジャン姿だったので「あっ!アレか!」と思ったとおり、アンコール1曲目はファンキー・モンキー・ベイビーでした。「今回のツアーはまさにこの曲から始まった」というトータスさんの言葉で「ああ、そっか。ツアーのリハーサルでキャロルの雨の野音ライブビデオを観た、って言ってたなあ。まさに今”雨の野音”なんだ。雨、降ってよかった、、かもしれない。」と思いました。皮ジャン姿の5人がステージ中央にずらっと並んで、揃って背中を向けました。その背中にはそれぞれ「ウ」「ル」「フ」「ル」「ズ」と書いてありました。5人だからなせる技。 そしてアンコール2曲目はなんとすっとばすでした。やっぱり昼間「すっとばす」を聴いたのは偶然じゃなかったんだ、と改めて思いました。「すっとばす」と「トロフィー」のジャケ写を改めて見比べると「はぁ〜、6年の月日が流れてるんだなあ〜」って思うけどどっちのウルフルズも好きっす! そしてとうとう最後の曲がやってきてしまいました。モチロンラストはいい女です。でも楽しい気持ちでいっぱいだったので沖縄での気持ちとは全然違いました。チロリンを観るのはラスト(じゃないかもしれないけど、一応)だと思うと少し寂しかったけど、笑ってお別れが言える、そんな感じでした。曲が一応終わりかけて、トータスさんが引っ込んで行った後、その事件は起こりました。ケーヤンが「もう一度トータスに会いたいかーー!」と言うために真ん中のマイクのところに歩み出てきた途端、またしてもコケました。(笑) ケーヤン、おいしすぎる!「今日はオイシイとこケーヤンが全部持ってくなぁ〜〜」と思いました。 エンディングではジョビジョバ、むんむんシスターズ、エガちゃん、BBBB、斎藤有太さんが呼ばれて、全員出てきました。トータスさんは「みんな、隣の人と手をつなげ〜〜!」と客席に向かって叫びました。片側は友達だったけど、逆側は知らない人だったんだけど、その人と手をつなぐ時に「あの〜、どこかで一緒になったことありますよね?見覚えがあるんですけど・・・」と言われました。どの会場で一緒になったのかはわからなかったけど何だか嬉しかったです。ギャーギャー騒ぎまくってたのでちょっと恥ずかしかったけど。(^_^;) ステージ上のみんなも全員手をつないで「スタッフのみんなと、爆旅に来てくれた全ての人たち!ありがとう!」と言った後、全員でバンザイをしました。すごく、すごく、楽しいスペシャルライブでした。 ありがとう、ウルフルズ!ありがとう、スタッフのみなさん!ありがとう、みんな! ※ 実はエガちゃんこと江頭2:50のウルフルズ@野音への出演は先に知っていました。だって、大川興業のFC会報にしっかり「6月24日 江頭2:50 ウルフルズ日比谷野外音楽堂 出演」って書いてあったんだもん。(^_^; エガちゃん野音出演のことは最小限の周りの人にしか言っていませんでした。だってウルフルズサイドからは何も発表されてなかったしシークレットゲスト、隠し球だったんだもんね。そういう意味では言ってしまった周りの人、ゴメンナサイ、って感じでした。(^_^; でもどれだけ考えてもエガちゃんとウルフルズの接点がわからなくて「なんでエガちゃんが呼ばれたんだろう?トータスさんの楽屋写真でエガちゃんポーズしてたのがあった、ってぐらいしかわかんないよ〜。すごく嬉しいんだけどなんでだろう???」と思っていました。そしてライブ前は「エガちゃん、いつ出てくるんだろう?いきなり1曲目で布袋の曲が流れたらどうしよう。(笑)」なんて考えてニヤニヤしていたのでした。 あ、改めて「なんでエガちゃんが呼ばれたか」って考えてみると、きっと「ヤミツキ」(NTV系)を見た人(メンバーもしくはスタッフ)がいたに違いない・・・。ヒロミ・ゴーがGOLD FINGER'99とかHallelujah, Burning Loveを歌う後ろでエガちゃんが好き勝手に踊っていたことがあったんです。かなり大爆笑な光景でした。 |
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