ULFULS LIVE TOUR 2002 2002.06.23〜09.22
ツーツーウラウラ


久しぶりのライブレポです。一応最終日レポですが、ほかの公演の感想も織り交ぜつつ。

今日9月23日、2002年のツアー「ツーツーウラウラ」は最終日を迎えました。また観れるとは思いつつも、具体的に次が決まっていないというのはなんとも寂しいものです。さすが最終日、私が見ただけでも岡本麗さん、アリtoキリギリスの石井さん、田中要次さん、チロリンなどなどいろんな人が来ていました。何より、最終日ということで、客席の熱気が普段のライブよりも濃いように感じられました。

いつもの音楽が流れ出し、ステージ前にかかっていた日本地図の書かれた薄い幕が落とされました。オリジナルアルバムとしては2年以上のスパンがあって発売された「ウルフルズ」の1曲目でもある事件だッ!で今回のライブも始まりました。この時、アルバムの発売を首をなが〜くして待っていた気持ちと、ライブを待っていた気持ちが重なって倍以上の感動がありました。
ソウルのスタンダードっぽい春夏秋冬では後奏で「愛してる」のフレーズを重ねたりしていて「うわ!久しぶりに聴けて嬉しい!」と思いました。なんか昔の曲を聴くと、自分が今まで観てきたいろんなウルフルズ、それを一緒に観た友だちとの思い出、その当時のいろんな出来事なんかがよみがえってきて感慨深いです。例えばA・A・Pのテーマでは、A・A・Pの電飾のインパクトが忘れられない97年の武道館ライブを、愛撫ガッチューでは金髪での登場にビビビックリした去年のツアーを、そしてそれが答えだ!はほぼ毎回歌われているのでいろんな場面を思い出すけどやっぱり「ウルフルズにずっとついていく!」と心を決めた97年のAAP TOUR−Let's Go 97−、特に沖縄かな。今回のアルバム(「ウルフルズ」)の曲もそういう中のひとつになっていくんだろうなあ。

9月21日のメンバー紹介のケーヤンのMCで「行きつけのラーメン屋があるんやけど、そこにガンンコオヤジがいていつもは黙っているのに、昨日行ったら『もうすぐツアーも終わりですね』って言われてビックリした」っていうのがあって、なんかいい感じでした。最終日のMCは全員「なんかもう感無量で何言ったらいいかわからない」と言っていましたが、そんななかサンコンMCが終わり、高橋Jr.のMCに・・・と思ったらサンコンが勢いよく振り上げた手にシンバルがぶつかって取れてしまい、それがミッキーのほうに転がって大騒ぎ、という場面もありました。「ウルフルズのサポートは大変です!いろいろしゃべらなきゃいけないし、シンバルはぶつかってくるし」とミッキー。(笑) 今回のツアーで初めて参加した高橋Jr.は初日トータスさんから「チロリンの友だち」って紹介されて会場から「あぁ〜(納得の声)」があがっていましたが、場にすっかり馴染んでいて「あぁ、全国30ヶ所以上一緒にやってきたんだなあ」とシミジミ思いました。
最終日、客席からとんだ「10周年おめでとう〜!」という声に、「俺は36になるんやけど、18で親元を離れ、それからちょうど同じだけ(18年)経つんやな。なんかこれからが俺の『人生が始まる』って感じなんやな。マジで。(中略)前にたけしさんと仕事を一緒させてもらったとき『何でも10年かかる』って言ってたのをすごい覚えてて。『漫才やろうと思ってから売れるまで10年かかったし、映画撮りたいなって思ってから撮れるまで10年かかった』と。だからみんなも焦ったりしなくてもいいと思う。ウルフルズもこれからです」ってトータスさんが言っていました。私も10年先に向かってガンバロウ、と思いました。

「俺はこれからも自分が感じたことを歌にしていくと思う。そして聴いた人がそれに少しでも共感してもらえれば嬉しい」と前置きしてのオヤジのうた。なんともコミカルでかつ味わい深い曲ですが、ライブではアコギ(トータス)、スライドギター(ケーヤン)、おもちゃのピアノ(高橋Jr.)、アコーディオン(ミッキー)、シンバル&バスドラ(サンコン)という構成で演奏されて、より一層味わい深さが増していました。
大盛り上がりのA・A・Pのテーマでは会場が一つになっている、と感じました。最初のほうのMCでトータスさんが「今までの渋公の歴史なんかを考えていると、いろんな人たちに肩をたたかれているような気がした」と言っていたけれど、観客席側にも同じようなパワーがあるんじゃないかな。ツーツーウラウラではトータスさんの尻出しがほんのちょっとだけあって、「なんだろうなぁ、人の尻で盛り上がるっていうのは。(笑)」と改めて可笑しかったです。次回以降はもしかしたらもう尻出しはないかもしれないな。それが答えだ!では「俺たちはこれからも立ち止まったりせず、前へ前へ進んでいく!」と言ったトータスさんの言葉にじんときました。そして本編最後の笑えればには毎回涙が出てしまいました。光を放つミラーボールの効果がこれほど効いていると思ったことはありません。ヤッサでも「いい女」で終わるかと思われた最後の最後にこの曲が歌われ、終わったあとも心に染みすぎてしばらく動きたくなかったほどでした。
まだ「ハハハと笑え」ないけれど、前へ、前へと歩き続けていこうと思いました。

そして、そんなモードを吹っ切るアンコールがランデブーチョでした。最終日はアンコールの構成が少し違っていたけれど、やっぱりこの曲に尽きるでしょう。こんな曲、ウルフルズにしか歌えない!そしてあんな格好はトータスさんにしか出来ない!(笑) おデブスーツを脱いだあとのギャップに毎度毎度驚かされました・・・。
最終日最後のいい女では感極まって涙しそうになっていたらフェイントで曲が始まりビックリしました。トータスさんのアドリブだったようでメンバーも一瞬「えっ!?」って感じで戸惑っていましたが、そこはさすがプロ、すぐに加わってひとつになっていきました。めそめそモードにフェイントをくらったことでほのぼのしみじみモードに切り替わって、笑顔でライブを観終えることが出来ました。



今回もライブはもちろん、久しぶりの顔にも出会ったり、改めて親交を深めることが出来たりしてとても楽しかったです。次回は今回会えなかった顔にも会えるといいなあと思います。


SETLIST
2002.06.23
戸田市文化会館


事件だッ!
ガッツだぜ!!
ゆーなかれ
春夏秋冬
エンジェル
(メンバー紹介)
明日があるさ
バンザイ〜好きでよかった〜
オヤジのうた
いつも元気
ウルフルズ A・A・Pのテーマ
ツーツーウラウラ
それが答えだ!
愛撫ガッチュー
笑えれば

=アンコール=
ランデブーチョ
二人だけのデート
いい女
2002.06.29
桐生市市民文化会館
シルクホール

(メモなし)
2002.08.31
OSAKAウルフルカーニバル
ウルフルズガやって来る
ヤッサ!ヤッサ!ヤッサッサッサ!


万博公園・もみじ川芝生広場

(メモなし)
2002.09.21
渋谷公会堂

事件だッ!
ガッツだぜ!!
ゆーなかれ
春夏秋冬
エンジェル
(メンバー紹介)
明日があるさ
バンザイ〜好きでよかった〜
オヤジのうた
いつも元気
ウルフルズ A・A・Pのテーマ
ツーツーウラウラ
それが答えだ!
愛撫ガッチュー
笑えれば

=アンコール=
ランデブーチョ
サンキュー・フォー・ザ・ミュージック
SUN SUN SUN'95
いい女
2002.09.22
渋谷公会堂

事件だッ!
ガッツだぜ!!
ゆーなかれ
春夏秋冬
エンジェル
(メンバー紹介)
明日があるさ
バンザイ〜好きでよかった〜
オヤジのうた
いつも元気
ウルフルズ A・A・Pのテーマ
ツーツーウラウラ
それが答えだ!
愛撫ガッチュー
笑えれば

=アンコール #1=
トコトンで行こう!
SUN SUN SUN '95

=アンコール #2=

ランデブーチョ
借金大王
いい女
ワンダフルワールド